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地域交流プロジェクト1 集落式シンポジウム
「伝統文化と国と地域と家とアート」 日時:11月24日 (土) 16:00〜19:30 定員:50名 入場無料 会場:『四方山荘』YOMOYAMA HOUSE テーマ:伝統文化と国と地域と家に於ける、現代美術の自家生成の可能性 ゲストパネリスト: 遠藤 水城 氏(アーカス・プロジェクト2007いばらき ディレクター) 高山 登 氏(東京芸術大学美術学部先端芸術表現科教授) 渡辺 好明 氏(東京芸術大学美術学部先端芸術表現科教授 /取手アートプロジェクト実行委員) 本成果展キャストアーティスト: 飯川雄大(アーティスト) 及川みのる(アーティスト) ホスト: 石井瑞穂(アーティスト) 菅野麻依子(アーティスト) 安田暁(アーティスト) (順不同) 古来よりこの利根川流域に住む人々に受け継がれてきた年間行事である「オビシャ」。 この形式を借りて、パネリストが住空間における現代美術的手法を使ったコミュニケーションの可能性について意見を交わします。 オビシャとは?:「歩射〜ぶしゃ〜」から由来する。弓矢と的を使って豊作を祈願した後、 集落に住む男衆の当番家の交代のため食膳を前にした集落の衆に十三献の酒をついでまわる利根川流域に伝わる儀式。七献目には長の交代儀式があり、次の家に役目を引き継ぐ。この継承文化は利根川を挟む一帯にあらゆる形式で地域毎に残されている。 シンポジウム参加ご希望の方は、タイトルを『集落式シンポジウム参加希望』として、メール(domesticart@yomoyama.org)、又はFAX(0297-68-9717)にて住所、お名前、ご連絡先を明記の上、お申し込み下さい。定員になり次第、しめきりとさせて頂きます。 皆様のお越しをお待ちしております。 ![]() 集落式シンポジウム ゲストパネリスト プロフィール (順不同、敬称略) 飯川 雄大 (アーティスト/映像作家) 1981年生まれ 神戸市在住成安造形大学 デザイン科 ビデオクラス卒業。時間をテーマにしたプロジェクト「時の演習用時計」、「時間泥棒プロジェクト」を個展、グループ展で発表する。解体が決まった建築物を展覧会場として再利用した「見えない庭プロジェクト」に企画/出品(2003/寝屋川、2004年/京都)。2002年、西原輝との映像ユニットSynaitとして森美術館準備室が主催した"Young Video Artists Initiative 2"の出品作家に選ばれる。2003年、浜本大輔(グラフィックデザイナー)との四コマ漫画ユニット「バウズ浜本」では、「第一回京都国際バウ覧会」を開催。また、各地で四コマ漫画ワークショップを実施する。2004年、卓球する制作チームCOUMA結成。COUMAのメンバーとして横浜トリエンナーレ2005に参加。 及川みのる(アーティスト/陶芸作家) 1972年 宮城県出身。 2002年 東京芸術大学大学院美術研究科修士課程陶芸専攻修了。現在、茨城県かすみがうら市にて住まいと制作場を改築中。その国、地域に住まわせてもらうこと、住居をつくるということ、作品をつくるということ、とても強く結びついていると考える。神でも仏でもなくヒトをモチーフにした作品で、万物に命が宿るという想いから形にし、手で触れて誰もが距離を縮められるような土人を制作中(土人玩具シリーズ)。 遠藤 水城 (キュレーター)アーカス・プロジェクト2007 いばらき ディレクター 1975年札幌生まれ。2004年、九州大学博士後期課程満期退学。2001年より「rhythm」名義で活動を開始。2004年、福岡市に「アートスペース・テトラ」を設立。同年、日本財団助成によりフィリピンとインドネシアに1年間滞在、現代美術シーンを調査。マニラにて「Future Prospects Art Space」の設立に参加。2005年、国際若手キュレーター賞「ロレンツォ・ボナルディ・アート・プライズ」に長谷川祐子の推薦により参加。同賞を受賞。2006年、ベルガモ近現代美術館(イタリア)にて「Aesthetics/Dietetics」展を開催。同年「シンガポール・ビエンナーレ2006」ネットワーキング・キュレイターを務める。2007年、Asian Cultural Council助成により米国に滞在、キュレーターの諸実践を調査。現在は、茨城県が主催する「アーカス・プロジェクト」のディレクターを務める。共訳書にジェイムズ・クリフォード『ルーツ - 20世紀後期の旅と翻訳』(月曜社)。 高山 登 (美術家、造形作家)東京芸術大学先端芸術表現科教授 1944年東京生まれ。1970年東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。枕木を造り、インスタレーションにより空間構成し近代の成り立ちから問題を引き出し、人間と物質の関係から「生きる」ということを大切にした、正確な記録が不可能に近い透過性、ライブな作品を多数発表。1969年 個展 椿近代画廊(東京)「地下動物園」、1970年 京都近代美術館「現代美術の動向展」、1973年 パリ国立近代美術館「第8回パリ国際青年ビエンナーレ」、1976年 ニューサウスウォールギャラリー(オーストラリア)「シドニービエンナーレ」、1983年 宮城県美術館「第1回宮城の5人展」、1984年「宮城県芸術選奨」、2000年「光卅ビエンナーレ」(韓国)など、国内外の展覧会に数多く出展。また、1970年「SPACE TOTSUKA'70」や 1973年 点展/世田谷の自宅庭/東京、点展/団地・水(遊殺)/('75 '76 '77)といった、自宅を発表の場とする実験的な活動も行っていた。美術と映像をめぐって画廊や美術館という作品発表の場と言う美術制度ばかりではなく、個々の作家の制作がどこに起源を発するのか問うた。そこでは作家の内なる美術の制度、制作の「場所」や作品の「構造」「成立」といった問題を問いかけるサイト・スペシフィックの試みがなされた。 渡辺 好明 (美術家)東京芸術大学先端芸術表現科教授、取手アートプロジェクト実行委員 1955年兵庫県生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科(絵画専攻壁画)修了後、渡独。デュッセルドルフ美術アカデミー修了。1980年より国内外にて個展、グループ展多数。『光ではかられた時』と題し、火(ろうそく)や水(水鏡)を使用した作品を展開する。国内の主な展覧会に1991年山梨県白州町「白州・夏・フェスティバル」、1995年 群馬県桐生市「桐生再演」、1997年 O美術館「光をつかむ 素材としての光の現れ」、1999年 斎藤記念川口現代美術館「光ではかられた時—渡辺好明—」、2002年 千葉市美術館「ジ・エッセンシャル」などがある。一方、取手市・市民・東京芸術大学が一体となって進めている「取手アートプロジェクト(TAP)」には発案者として1999年の開始以来、企画運営に一貫して中心的に携わっており、目下、取手市との新たな連携事業として若手アーティストの共同アトリエ「井野アーティストヴィレッジ」を準備中。
by domesticart
| 2007-10-21 16:30
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